東根のぶどう Grape

日当たりが良く
昼夜の寒暖の差が大きい栽培適地

山形県のぶどう栽培の歴史はかなり古い。明治になって欧州種や米国種の「デラウェア」などが入り、山形県はぶどう生産量が全国3位で、特にデラウェアは日本一の産地となっている。
ぶどうはやせた水はけの良い土地を好む。日照が十分あり、昼夜の寒暖の差が大きく、成熟期に雨が少ないなどの条件も、県内のぶどう産地は満たしており、8~9月の夜風の冷たさは、ぶどうの成熟度と甘みを助け、収穫期のぶどう棚をのぞくと、たわわに実った房がそこらじゅうにぶら下がる。

東根のぶどうの特徴

寒暖の差が成熟度と甘さを高める

東根のぶどうの種類

東根のぶどうは6月中旬から10月下旬頃まで美味しく召し上がれます。

デラウェア(赤系)

デラウェア(赤系)

実は小粒で強い甘みと酸味のバランスがいい。

ピオーネ(黒系)

ピオーネ(黒系)

甘みと酸味のバランスが良く、上品な風味がある。

シャイン(緑系)

シャイン(緑系)

皮が薄く皮ごと食べられ、糖度が高く酸味が低い。肉質が崩壊性で硬く香気はマスカット香。

巨峰(黒系)

巨峰(黒系)

甘みが強く豊かなコクがあり「ぶどうの王様」と称されている。

主な品種と収穫時期

東根のぶどうの
食べ頃と保存方法

東根のぶどうの食べ頃と保存方法東根のぶどうの食べ頃と保存方法

東根のぶどうの食べ頃チェックポイント

東根のぶどう食べ頃チェックポイント
  • [軸]緑色で太くしっかりしているもの
  • [実]粒に張りがあり、大きさが揃っているもの
  • [皮]黒系、赤系は色が濃いもの、緑系は色が鮮やかなもの

ぶどうは房の上側(軸の方)から成熟が進みます。未熟な時は上側が甘く下側(先の方)の甘味が少ない傾向があります。成熟が進むにつれて上側の糖度に追いついていきます。
皮を覆う白い粉は果粉あるいは「ブルーム」と言って脂肪酸などでできた天然成分が果皮の表面に浮き出たものです。雨や朝露などをはじいて病気を防いだり、水分蒸発を防いで鮮度を保ったりする働きがあります。

保存方法

ぶどうは常温で保存できますがあまり日持ちしません。できるだけ早くお召し上がりください。乾燥しないように新聞紙やポリ袋などで包み直射日光を避け、冷暗所や冷蔵庫で保存してください。軸を少し残して1粒づつカットし保存する。食べる際は20〜30分前に冷蔵庫から出し常温にした方が甘味を感じやすくなります。

東根のぶどう保存方法